クマの生態を学ぶ
2026.06.22 23:05(4か月前) 活動報告 |西園勝秀
6月21日、写真集『となりのツキノワグマ』を出版し、40年以上にわたりクマの生態を観察し続けている宮崎学さんからお話を伺いました。
宮崎さんは、クマの鳴き声をはじめ、鳥やイノシシなど100種類以上の動物が発する音を聞き分けることができる、卓越した観察力と聴覚をお持ちです。
私は、「近年、クマの出没が増えている原因の一つとして、ドングリなどの木の実が減少しているためだという説がありますが、正しいのでしょうか」と質問しました。すると宮崎さんは、間髪を入れず、「その説は間違っています」と明言されました。
山には木の実だけでなく、野イチゴや柿、さらにはシカなど、クマの餌となるものが数多く存在します。ただし、人の食べ物や人間そのものに執着を持ったクマは極めて危険であるとのことでした。
では、山に十分な餌があるにもかかわらず、なぜクマは人里へ下りてくるのでしょうか。そう尋ねると、宮崎さんは「クマの個体数が増えすぎた結果、山の中だけでは生きていけない個体が現れていることが大きな要因だ」と説明してくださいました。
さらに、「静岡県でもクマが出没しても不思議ではないと考えてよいのでしょうか」と尋ねたところ、「もちろんです」とのご回答でした。
最後には、一般の方が安易に近づくと危険なクマ用の罠までご案内いただき、多くの学びを得ることができました。この貴重な学びを、次回の環境委員会での質問に生かしてまいります。

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